2007年9月25日火曜日

日2-3ソ(23日) 首位攻防、ハム痛恨 タカと2・5差に


 日本ハムは競り負け、首位攻防の初戦を落とした。2位ソフトバンクと2・5ゲーム差に縮まり、優勝マジックは7のまま。  プロ初先発の新人・山本は2本塁打を浴びたが、七回途中まで3失点の力投。打線は3点を追う七回無死から、連打でソフトバンク先発の斉藤和を降板させると、代わったニコースキーから犠打と死球を挟み、森本が2点中前打。だが、なおも二、三塁の一打逆転の好機で後続が倒れた。  ソフトバンクは連敗が4でストップ。斉藤和が6勝目、馬原が37セーブ目を挙げた。 ◇札幌ドーム《23》 42,222人 ソフトバンク14勝9敗

ソフトバンク 000200100-3

日本ハム  000000200-2

勝 斉藤和12試合6勝3敗 S 馬原51試合2勝3敗37S 敗 山本10試合1敗 本 小久保25号《2》=山本 井手2号《1》=山本


(北海道新聞より引用)

2007年9月7日金曜日

妊婦の搬送 札幌でも受け入れ拒否 昨年5件、最多で11回

 奈良県の妊婦が医療機関から相次いで受け入れを拒否され、救急搬送中に死産した事件に関連し、札幌市内でも、二○○六年だけで救急搬送中の妊婦の受け入れ拒否が五件起きていたことが三日分かった。受け入れを十一回拒否された妊婦もおり、札幌市消防局は「同様の事件は悪条件が重なれば道内でも起こりうる」と危機感を強めている。
 札幌市消防局救急課によると、受け入れ拒否に遭ったのは、腹痛や不正出血を訴え、札幌市内で119番通報した五人。全員に産婦人科の受診歴が無く、かかりつけ医がいなかった。
 出動した救急隊員が、複数の病院に電話で連絡を取って搬送先を探したが、隊員が「かかりつけ医がいない」などと状況を伝えると、「医師が不在」「患者を処置中」などの理由で相次いで受け入れを拒まれたという。
 拒否された回数は、少ない妊婦で五回。最も多く受け入れを拒否された十代の妊婦は、受け入れを十一回断られた後、救急救命センターのある札幌市中心部の総合病院に搬送された。この妊婦は、119番通報から搬送先が見つかるまでの所要時間が九十分と、札幌市内で119番通報から病院に到着するまでの平均所要時間の三倍を超えた。
 札幌で受け入れ拒否が起きた原因について関係者は、産婦人科医の減少で救急患者を受け入れる病院が減ったことと並び、かかりつけ医の不在も影響したとみている。
 市立札幌病院の晴山仁志産婦人科部長は「産婦人科の受診歴がないと、妊娠第何週なのか、早産など異常がないかなど、すべてが不明。出産に伴うリスクが高く、受け入れをためらう医療機関が出る」と説明する。
 札幌の五人には、搬送中の死産などの事故は起きていない。同市消防局救急課は「患者を待たせないよう、指令情報センターと救急隊全体で情報を共有するなど改善を進めているが、課題は残る。奈良のような事件は、いつ起きてもおかしくない」と指摘。「万一に備えるためにも、妊婦さんは必ず産婦人科にかかってほしい」と話している。
 奈良県では先月二十九日、救急搬送された三十八歳の妊婦が、同県や大阪府など計九病院から「医師が処置中」などの理由で受け入れを断られ、最後に運び込まれた病院で死産が確認された。この女性は産婦人科医の受診歴が無かった。
(北海道新聞より引用)